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夏己はづきの短歌(3)


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あなたさえいれば世界は丸だって三角だっていいはずだった


かつてない青空の日が来るときに傘を返しに会いにゆきます


つむってもつむってもまだわからない 目には見えない本当だとか


捨てられた日だというのにわたくしが入れるだけの箱はないです


深海に住むものたちの目の色は遠い日に見た空より青く


フラッシュが焚かれるときに目をつぶる癖が一生治らぬ呪い


正しさを信じるものが振り上げる合金製のメートル原器


あしたには磁石になろう片方の極しか持たぬ永久磁石


飲み込んでしまえ些細な悲しみはペパーミントの粒粒にして


繰り返す、タイムカプセルからは声、繰り返す、声、”Are you Happy?”


「それはまた別のお話」人生は誰かの話につながり終わる


「生」と「死」が東京特許許可局に登録される日が来るのです




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