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梨の実歌会出詠作品一覧


梨の実歌会は、五十嵐きよみさんが主催されていたネット歌会です。

わたしは第7回から出詠させて頂いておりますが、

意見交換が毎回毎回熱い!真夏の甲子園より熱い!!

自分の出詠した歌が、地獄の千本ノックを浴びたにしろ、

クリーンヒットを放ったにしろ、どっちに転んでも楽しい歌会でした。ほんと。



第16回歌会  自由詠


「おとなにはなれない」というあのひとは虹を見つけることだけ上手い




半年以上うっかりアップし忘れていた一首。


虹って案外出てるもんですよ。

なんと月にも虹がかかることがあるそうですが、
いつか見てみたい光景のひとつです。




第14回歌会  連作3首


天国のドライブマップ/夏己はづき


天国は人口過多でハイウェイがミルキーウェイに建設予定

雲間から射した天使の階段を駆け上がるのは延期しようぜ

はらいそ、と君がつぶやく夕暮れにジャングルジムよ密林となれ





「はらいそ」は、ポルトガル語の「パライソ」が、
当時の隠れキリシタンの方の間で訛っていったもの。
意味はすなわち「天国」。

ちなみに細野晴臣が「はらいそ」というアルバムを
出しているそうです。そっちはまだ未聴なんですが。


天使の階段は初稿では思い切り駆け上がらせる
予定だったのですが、延期させました。
理由は、秘密です。




第13回歌会  お題:日の丸・君が代


歴史とは忘れ去られるものであり例を挙げれば君が代二番




第12回は出詠は欠席したので、久々の参加。

歌の内容はもう「一発ネタ勝負」なので、
わたしから言うことは何一つありませんが、
「君が代」に二番があったというのは事実でして、
二番の歌詞は以下のとおり。

君が代は 千尋の底のさざれ石の
鵜のうゐる磯と あらわはるるまで
かぎりなき みよの栄を ほぎたてまつる

「君が代二番」元ネタは一行知識ですが、
ネットで今見つけた追加一行知識。

「君が代」は国連参加185ヶ国の
国歌のなかで最も短い歌詞である

確かに、たった三十一文字だし。短い。



第11回歌会  お題:W杯(サッカー・ワールドカップ)


チャンネルをつぎつぎ変えてゆく先はサッカー、戦争、あしたの天気




掲示板上で発表されたお題を見た瞬間、
「・・・今回出詠無理かもなあ・・・」と、
かなり本気で思いました。

久慈さんのところの掲示板で、
「選歌からは参加しますんで」と弱音を吐いたら、
「野原の明るい日ざしの中でプレーする子供達とか、
自由なのびのびとしたはづきさん節を
期待しております」と
久慈さんから優しいお返事があったのですが、
できた歌は野原の明るい日ざしどころか、
こんなんになってしまいました。久慈さんすいません。


世の中は「W杯に興味がある人/ない人」で
ある程度区分できるんじゃないでしょうか?
わたしがどちらかは・・・。
いや、この歌のとおりでしかありません。



(注)「夏己はづき」という筆名をつけたのは、第11回歌会からです。

第10回までは「はづき」で出詠していました。なので、

それまでの回の出詠作品一覧では、作者名が「はづき」になっております。



第10回歌会 自由詠


今日もまた天使は降りて街角でまっしろすぎるティッシュを配る




この歌、出そうか出すまいか迷いに迷いました。
結局、締切日の朝(・・・)出勤前にばたばた出詠したら
な、なんと選歌で1位に!!!!!

大変嬉しかったんですが、
びっくりしすぎてしばらく寝こみました(実話)

意見交換では人によってかなり内容の解釈が
分かれまして、自分が考えていたイメージより
はるかに素敵な「読み」を頂いたりもして、
大変面白かったです。


それにしてもティッシュって、
まっしろすぎると思いませんか。
奴の白さはなんなんだ。

第9回歌会 連作3首


動物園へ、あと、少し


笑うしかない日にとても似合ってた口笛の音は水色だった

なんとなく象の大きささえ忘れかけているから動物園へ

石ころを蹴って歩いた辿りつく先はどこでも良かったのかも





この会で、生まれて初めて「連作」やりました。
タイトルは、THE MAD CAPSULE MARKET'Sの
「公園へあと少し」(アルバム『PARK』収録)のもじり。

この曲、MADにしては珍しく3拍子なんですが
豪快なボーカルでおなじみのKYONOさんが、
一変して優しく歌いあげる隠れた名曲!!

歌会では「なげやりな感じが気になる」「いや、そこがいい」と
全体に流れるなげやり感をどう感じるか、で、
好き嫌いがくっきり分かれていていたのが印象的でした。

この歌の主人公、17歳の頃のなげやりだった自分と、
いつか再会して語り合ってみたいものです。


さて、あなたは、象の大きさを正しく答えられますか?


第8回歌会 お題:髪/眉/頬/唇/舌/歯 のどれかを詠みこむ


透きとおる歯を投げ上げた永遠と永久の差も知らないままに




アメリカの同時多発テロ事件のニュースが
連日報道されていた時に作った歌です。
自分では意識していなかったのですが、意見交換で
「歯って遺体の識別にも使われるんですよね」という
コメントがあり、いろいろなことを考えたりしました。


永遠には始まりも終わりもなく、
永久には始まりがあるのです。


第7回歌会 自由詠


傷つけてまではいらないなんて嘘 ラムネの瓶のビー玉 そして




梨の実歌会に初めて出詠した作品。
「自分の歌を他人に理解してもらうこと」の
難しさを思い知りました。現実は厳しい。


10歳くらいのとき、一度だけ、
ラムネの瓶をアスファルトの地面に叩きつけて割って、
中のビー玉を取り出したことがあります。
やったあと、ものすごく後悔したのですが、
今でもよくわからない感情がそこにはありました。確かに。



歌会の意見交換に参加すると、「好き」な歌は直感だけで選歌しがちなため

「好きな歌」の「どこが好き」なのか説明するのに毎回毎回四苦八苦します。


五十嵐きよみさん、時々ピンチヒッターを勤められている水須ゆき子さん、

その他初心者にも優しい常連の方々、

皆様のおかげで「夏己はづき」は誕生しました。

改めて謝々。



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