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12-2-2(木) 蔵書整理中

 2/3(金)〜2/6(月)まで自宅におりません。お急ぎのご用がある方は、携帯のほうに直接どうぞ。

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 1月中旬から、ちびちびと蔵書を整理していて「もうこりゃ読まないな」というものは売ったりなんだりしているのですが、少し整理しただけで200冊以上不要本があって自分で自分に引くレベルで本を持っていることがわかりました。

 しかも売りに行ったお店で、ボーッと棚を眺めていたら、ジョナサン・キャロル『沈黙のあと』を発見して後で買っていたりするので始末におえません。いや、キャロルは今新しい邦訳も出されなくなってるし、寡作だし、全部揃えても10冊ちょっとだし、これで残るターゲットは『犬博物館の外で』だけになったからいいのです。言い訳です。

 『沈黙のあと』は、以前書いたとおり図書館で一回借りてるんですけど、たぶんジョナサン・キャロル作品の中でもダントツに後味がよろしくない素晴らしいものです。同じく後味最悪な『我らが影の声』のホラー的な演出に対し、『沈黙のあと』はそういった超自然現象もほぼ皆無であり、「原因」が主人公達の過ちによるものが明らかなのでより罪深さが味わえます。

 ……まあ一番罪深いのは、この本の解説なんですけどね。『炎の眠り』『月の骨』などそれまでの主要作のネタバレが全開なので。シリーズもので、シリーズ全体を解説しなければならない必要があるのならわかるのですが、『沈黙のあと』は独立した作品だし。

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 それにしても毎日毎日毎日毎日寒くて困ります。十年に一度レベルの寒さらしいですが、早く春になりますように。

12-1-2(月) あけました

 2012年。どうぞよろしくお願いします。

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 去年は「ライブを3回しかやってない」(しかもそのうち1回はシティジャズなので、実質的にはワンマン2回)というかつてなく音楽から遠ざかっていた年でした。今年は宅録とかもうちょっと「自分の音源」作りに励みつつライブの準備をしたいものです。エフェクターを増やすかどうかという問題にも向き合わなければなりません。

 機材増やすとキリがないにもほどがあるので(あとセッティングがめんどくなる)なるべくマルチエフェクター一個で済ませてたんですが。ロングディレイ……。

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 あと映像とかDTPについても勉強したいことが多いし、家に溢れている本の山というか雪崩をどうにかしないとならないし、まだ車で冬道運転したことないし、12月あたり寝こんでることが多くて基礎体力がガックリ落ちたのでそこを復帰させないと何もできないし、課題は山積みです。まあ、去年の個人的な状況がいろいろとカオスなものだったので、あの混乱への対処を思い出せばどうにでもなるんじゃないですかね。

 もっと前、二十代前半の頃だって今から考えると「なんであんな無茶できたんだろう」な物件が多く(今だったら怖くてチャレンジできない)若さゆえの無鉄砲さと身軽さが懐かしくなったりもするのでした。無鉄砲さはともかく、身軽さはまだまだ持ち続けていたいものです。

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 例によって年賀状はこれから書きます。

11-11-11(金) そろそろ寒くなり

 砥部で買った湯呑みに白湯を注ぎながらパソコンに向かっております。「ヨシュア工房」というところの「錬釉彩」という焼き物なのですが、なんだか複雑なプロセスにより微細なキラキラした発色があるおもしろいものです。なにより軽くて使いやすい。

 砥部行って面白かったのは、食器や小物だけじゃなくて、でっかい「洗面鉢」がいくつもあったことですね。洗面台にはめるアレです。お魚が泳いでいる文様、西洋風にバラをあしらった文様、シンプルに砥部らしい染付をほどこしたものなどなど色々あり、「小金持ちになって家を新築するようなことがあったらこういうの買おう」と思いました。いつだかわかりませんが思いました。

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 ちのはて@釧路ジスイズも無事終了しました。釧路は……うん、近くはなかったです。

 とはいっても、私は西村氏の車の助手席に乗ってただけなんですが。ライブ当日は朝9時半頃に自分の荷物と一緒に拾って頂き、東へ東へ向かって途中、池田町で昼食をとり、釧路に着いたらもう夕方でした。

 初ジスイズはというと、噂どおりとてもよい雰囲気のお店でした。そういえばついこないだ札幌のくうで観たサルガヴォの皆さんが、ツアーでここでも演奏されていかれたんだなぁと思うと気合がより入るというものです。他にも、お店の長い歴史の中でここでパフォーマンスされた先人のラインナップ(大野一雄さんが踊ったとか!)を考えると身が引き締まりました。

 ゲストは釧路在住の岡田俊哉さん。普段は「道東管隊」でコルネットを吹かれているのですが、この日はお店のグランドピアノを使用。

 まあいつもどおり搬入と搬出は大変だったわけなのですが(……)特に搬出の時に豪雨が降っていて気分的に死にそうになりましたが(……)それを補って大いに余りある、とても良い演奏が行えました。シークレットゲストも登場できたし。最後は4名で演奏して、完全即興の場合「3名まではなんとかなるけど、4名以上で演奏すると崩れやすい」という法則があるんですけど(昔ワークショップで習ったことですが、けっこうほんとだよ。4人以上だ突然他の人の音が聴きとりづらくなるので、自分の意思で『自分の演奏を一時やめる』『聴く』スキルがより必要になるのである)この夜は全然そんなこともなく、自然にうまいこと流れて良いテンションのままで終われました。

 なにしろ約一年ぶりのワンマンライブだったもんで、インプロに対する勘が鈍ってないかなーという件が心配だったのですが、むしろ今までの「ちのはて」の演奏の中でもベストに近かったと思います。これはジスイズという素晴らしいお店やマスターのお人柄、ゲストの方々、あと札幌からわざわざいらっしゃった方含むお客様のおかげです。西村氏のPA(通称西村システム)が新しくなり、音の質がより聴きやすくなったのも大きいです。とにかくありがとうございました。

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 ジスイズライブの後は、午後1時近くまで打ちあげして、ホテルに帰ったらお風呂入って倒れ寝て、午前11時ギリギリにチェックアウトして帰ったらもう夜でした。道中、帯広で「クランベリー」の巨大スイートポテトを買いました。ああ、これをよく食べていた帯広在住時代って実にぜいたくな環境だったんだなあ……。

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 そして案の定、というべきか10月の忙しさがたたって風邪をひいたりなどもありましたが、今はあれほど忙しくないのでわりと平和な気持ちです。9月と10月で合わせると、自宅に丸12日くらいいなかったことになるので。どうりでいつも旅支度用の荷物が転がっていると思った。

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 近所の図書館で、ふだんあまり覗かない「発行から年月が経って一般の本棚からはずした本」が置いてある開架書庫をチェックしたら海外翻訳ものの文庫本の宝の山でして、とうぶん読書関係では困らないなーと狂喜乱舞しました。

 探しに探していたジョナサン・キャロル『沈黙のあと』まであった。最近、某新古書店でキャロルの『我らが影の声』も発掘できたので、これで未読の邦訳キャロルは『犬博物館の外で』だけになります。

 『我らが影の声』も『沈黙のあと』も、キャロル特有の「人を突き落とす」仕掛けに満ち満ちていて素晴らしい作品です。なにがすごいって、作中の人物が虚構ではなくて「本当にこの世界にいる」感じがするんですよね。レンタルビデオ屋さんにウェーバー・グレグストンの監督作品や、フィル・ストレイホーンが主役を演じる「深夜」シリーズ、あるいは書店にマーシャル・フランスの翻訳作品が置いてあっても全然驚かない。そんなリアリティに満ちています。

 『犬〜』はAmazonのマーケットプレイスなどで買おうと思えば買えるのですが、邦訳の次の発表がない以上、地道に古書店を巡って探すほうが楽しそうです。彼の新作は何冊も向こうで出ているというのですが。

 しかも2009年に出た現在最後の邦訳作品『木でできた海』でさえも品切れという。もちろんこれは発売すぐ買いましたけど。人にオススメしたい作家(海外編)No.1なのに本自体が手に入らないというのはちょっと……。熱狂的なファンの割合は多いと思いますので、今後に期待。
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