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12-7-20(金) いろいろと

 14日のパークジャズライブ、無事終わりました。寒い中お越し頂いた方には感謝してもしきれません。

 いや本当に「これは寒すぎ!」と凹むくらい風が強く、受け付けを終えたら係の方が「こんな寒いところで待っていても大変でしょう」とあわてて横のテント内を片付けて待合所にしてくださるレベルの天気でした。なのに午後1時過ぎたら急に日差しが強まり、札幌駅まで荷物をカートに入れて引いていったら汗ダラダラという羽目に。何この落差。晩にしっかりお風呂に入り、風邪もひかなかったのが幸いでした。これもまた野外イベントならでは(注:野外じゃない演奏会場もたくさんあります、地下歩行空間とか。ただし自分では選べない)

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 15日は、ペットボトル人間@小樽フリーランスへ。緻密な曲を爆音でエネルギッシュに、指先からびりびり来る演奏をする素晴らしい三人組でした。サックスの吉田野乃子さんが演奏前に緊張していたのが心に残った。お師匠の奥野さんがゲストだったからなのか……は、不明ですが野乃子さんに「奥野先生です!」と紹介されて「先生はやめてよー」と照れる奥野さんもステキでした。もちろん演奏も。

 そういえばペットボトル人間、いわゆる「バンドT」も売っておられました。すごく可愛いデザインで衝動買い。ふだんジャズとか前衛とか聴きに行ってますが、Tシャツを売っているというケースはまずないのでけっこう嬉しかったり。元バンギャとしては。

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 ちのはての内部ブームとして「生協の店内に流れている音楽をカバーする」というのが突然やってきたのですけど、あれって「ポイント十倍」の歌詞つきの歌と、インストで流れている曲(仮名・生協のテーマ)があってどっちもフルバージョンが知りたいものです。

12-7-5(木) 今年も

 サッポロシティジャズのパークジャズライブ枠に「ちのはて」で出演します。

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出演日:7月14日(土)
場所:大通公園1丁目
時間:12:10〜12:40
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 タイムスケジュール詳細は→こちら

 無料なので、お買い物のついでに、もしくは会場でビールとジンギスカンを昼からつまみながら等お気軽にお越しください。

 昨年はこのパークジャズライブ枠と、釧路ジス・イズのワンマンライブしか「ちのはて」活動してなかったのですが、今年も油断すると似たり寄ったりの感じになる気がするので、えー、なんとかしたいものですね。二人ユニットだと片方のスケジュールや都合がつかない状態だと活動できないという弱点が判明した!

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 最近読んだ本。

テリー・ビッスン『ふたりジャネット』

 図書館で何を借りていいのかよくわからなくなった時に、よくわからない作家の方なれど手に取ってみた本。

 今年上半期に読んだ本の中でもベスト3に入るんじゃないか!?というくらい大当たり。ジャンルとしてはSFなのですが、「ほら話」と言ってもいいユーモアのある語り口とアメリカの田舎を融合させた独自の味がすごくよかった。

 全然知らなかったのですが、最初に掲載されている『熊が火を発見する』はヒューゴー賞・ネビュラ賞受賞作とのこと。突然野生の熊が「火を使う」ようになり、夜は焚火して熊が暖を取るのが当たり前になっている。だからどうした、というとまあ大体それだけなんですけど、主人公と甥と死期が迫った母親が、物言わぬ熊と黙って一夜を明かすシーンには不思議な感動があります。

 表題作の『ふたりジャネット』は、これまた「だからどうした」系。主人公が住む街に、突然有名な作家がつぎつぎ越してくる。よくわからないけど越してくる。そして何が起こるわけでもなく……という。そういう「だからどうした」を淡々と書き切ってしまうところがビッスンの魅力なのでしょう。

 『穴の中の穴』からはじまる最後の三話は「万能中国人ウィルスン・ウー」シリーズ。これが一冊に収録されること自体世界初だそうですが、ボロい自動車部品置き場の「穴」の先になんと!月面がある!といった「ほら話」系のエピソード満載で、こちらはコメディー映画のような面白さがあります。時系列も繋がっているので、一冊で読めて大変ありがたかったものです。

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Akiary v.0.61