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08-6-30(月) テストパターン

 池田亮司『Test Pattern』 を聴きながら、パソコンでやるべきことをまとめてやる。充実した午後だった。パソコンと池田亮司、という組み合わせは好きだ。ただしうちのパソコンは作動音がかなり大きいので、どこからどこまでが池田亮司の音楽なのか時々わからなくなるという欠点があるんだけども。

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 昨日観たヘンリー・ダーガーのドキュメンタリーについていろいろと考えている。今の時代ならインターネットを使えば、誰でも自分の表現というものを気軽にアップロードできちゃうんだけど、ならもしダーガーさんが現代の人だったらどうしたんだろう、とか。映画を観た印象だと、ダーガーさんタイプの人は、それでもやっぱり、アナログにコツコツ描いてそうな気がしないでもない。

 本筋とは離れるけれど、タイプライターで書かれたダーガーさんの原稿を見ていて「タイプライターに対する憧れ」を思い出した。大昔、うちにも手動式の英字タイプライターがあったので(母が使っていたものだった)ガチャガチャやって遊んだものである。あのキーの重さの絶対的な存在感や、「直接インクを紙にスタンプする」というわかりやすい原理は、今こうやってパソコンで自由自在に文字が打てるようになった今もなお、結構うらやましい。

08-6-29(日) あるいは非現実の

 昨日は、廃墟写真を撮りに行こうというコンセプトで出かけたものの、予定していた物件が工事によりあとかたもなくなっていてしょんぼり。「いつまでもあると思うな廃墟スポット」という格言を心に刻んだ。その後、CAI02に神谷さん佐藤さんの個展オープニングに。佐藤さんのは繭みたいなオブジェで、転がして遊びたくなった。神谷さんのは段ボールをみっちり貼りあわせたもので、耳をくっつけるとものすごく高い微音が聴こえる……ような気がしたんだけど。いや実際何か鳴っているらしいんですが。

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 今日はweird-meddle recordで池田亮司のCDなどを購入してから、ふらふら歩いて東急ハンズの横のモスバーガーに寄って腹ごしらえをして、数年ぶりくらいにシアターキノに。

 『非現実の王国で ヘンリー・ダーガーの謎』 を観てきました。

 貧乏、かつ外部とほとんど接触することもない生活の中で何十年も自分の妄想絵物語を綴り続けて、しかもそれを誰に見せることもなく亡くなったというヘンリー・ダーガーを追ったドキュメンタリー映画。といってもダーガーさんは既に故人だし、資料もほとんどなく、本人の写真も三枚(!)しか残ってないという謎っぷりなので、隣人や大家さんといった周囲の人の証言が随時挿入されます。

 見所はやっぱり「ダーガーの絵がアニメーション化されている」ってとこで、そのアニメーション・パートで彼が作り出した物語世界『非現実の王国で』の概略も追えるという構成になっています。新聞の切り抜きなどを執拗に集めて、コラージュやトレースを繰り返した絵は、なんというか、「やっぱりどっか変」です。歪んでるし。同じポーズの子が繰り返し登場するし。ほのぼのした狂気というか。

 ストーリーも、二つの国の間でひたすら争いが繰り広げられて美少女戦士が出てきたり大虐殺があったりダーガーも物語に登場したりとか、観ているうちにこっちも引きずり込まれる感じがします。後半はなんだか心地よく眠く……退屈っていうんじゃなくて、人の夢ってそういうものなんだと思います。映像的にはオススメ度が高いですが、公式サイトを読むなどして「ダーガーとはこういう人だった」前知識をちょっと仕入れてからじゃないと、構成についていくのは少し厳しいかもしれません(本編で、その手の説明パートは本当に少ししかありません)。にしてもダーガーさんは本当に何を考えながらあそこまで書いていたんだろうなあ。

08-6-27(金) 向かい風

 いい天気なので自転車をかっ飛ばして、郵便局とかコンビニとか数軒回ってみる。しかし向かい風で、行きがちょっと辛かったです。帰りは楽々。

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 森恒二『ホーリーランド』 を、コンビニ版で買ってみています。現在二巻まで。

 この漫画が面白いよ! というのは連載初期の頃から聞いていて、でも「まとめ読みしたいなぁ」と思っていたので我慢していたシリーズ。ついに先日最終回を迎えたとのことで、コンビニ版(単行本三巻分程度のボリューム)もラストまで収録になるんでしょうね。毎月の楽しみが増えたー!

 この漫画の「いじめられっ子キャラが強くなる」という展開は、例えばわたしの愛読漫画である原作佐木飛朗斗・作画所十三『特攻の拓』 などのヤンキー系正統派ストーリーでもあり、ツカミはばっちり。しかし『ホーリーランド』の場合は、「強くなって喧嘩に勝って、その先どうなる?」というある種の虚しさのようなものが根本にある世界で、その向こう側に行くには、きっとそれぞれのキャラクターごとの「何か」があるんだろうなー(そしてそれは、恐らく暗いものでありそう)というあたりが気になって困る。

 あと読んでて唐突に思ったのが、ハロルド作石『BECK』 だったりして。『ホーリーランド』の主人公・神代ユウは、書店でたまたまボクシングの本を立ち読みしたのがきっかけで「不良狩り」と恐れられる人物へ変貌を遂げるわけなんだけど、あれが「たまたまギターの本を読んで音楽を始めた」とかだったら『BECK』ルートになってたんじゃないかと思う。完成された先輩キャラが序盤から登場するところも似てるしなぁ……。と、なんとなく思った。

08-6-26(木) 帰還

 地味に七月はライブが多いので、おいおい書きます……。

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 昨日帰りました。新千歳空港で、帰りの交通機関待ちの間ベンチに座ってたら、中国からの旅行者さん(中年の女性)に声をかけられた。当初大変フランクに向こうの言葉で話しかけられたことから察するに、わたしも同じ国の人だと認識されたらしい。当方ジャパニーズだとわかったら明らかに気落ちしていた。すんません。用件は、公衆電話の使い方がわからないのでヘルプしてくれというような内容であり(つっても英語がお互い全然なので推測である)電話のとこまで行ったら向こうの出迎えの人が来ていて、爽やかに問題は解決したのだった。

 それはそうと改めて、昔からやたらと道とかバスや電車の路線とかトイレの位置とかこの辺にこういう店はないかとか、知らない人に聞かれまくる人生なのはなんでなんだろうか。時間があって親切そうな人に見えるのだろうか。黙ってると何考えてるのかわかんなくて怖い顔だと言われるんだけど。でもまあ自分自身、方向音痴で知らない路線や場所に怯えるほうなので、自分が確実にわかる物件に関してはかなり全力で対応している。

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 関東は湿ってました。北海道も「蝦夷梅雨」といって六月は雨が多いけど、関東の湿気具合にはとうていかなわないということを実感。羽田の空港通路に降りた瞬間、水中に来たのかと思った。水中、それは苦しい。

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 そして帰ってきて思ったのは「こんないい天気だからパソコンなんてやってる場合じゃない」だった。最近ゲームもろくにやっちゃいないのだ(今回、旅ゲーも用意しなかったし、実際向こうでもやらなかった)。

08-6-16(月) るするす。

 17日(火)〜25日(水)までちょっと自宅を離れてますので、お急ぎの用件がある方は例によって直接携帯宛にお願いいたします。ネット環境は一応借りられるものの、そんなに頻度高く閲覧しないと思うので。

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 と、「出かける直前になってばたばたしないようにしよう」と、しばらくの間、素晴らしくきちんと物事をやりとげていたわけですよ。もうね、「自分もやればできるんだ!」と感動するほどにやりとげていたわけですよ。こんなにちゃんとしたのは、ひょっとして●年前の学校受験の時じゃないかっていうくらいにテキパキ動いてたのですよ。そしたら、事前にやっとくべき事が消化されきった時に脳が油断して免疫系が緩んだのか、思い切り風邪ひきました。出かける直前になって風邪。救いようがない。

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 旅本は、先月購入した 二冊。ベスターと古川日出男。しかし風邪の時に読むには向いてないような気もするので、もうちょっと気楽にパラパラめくれるものを見つけたら買い足すかも。

08-6-10(火) 服装

 昨日も書いたけど先週末は二日ともライブ観に行って、別のライブ会場でお会いしたりとか自分のライブ観に来てくださったことのある知り合い及びお客さまと遭遇。そしたら二日続けて、しかも別々の方に、

「服の趣味変わりました?」

 と言われた。どっちも特に新しい服を着てたわけでもないのになー、と思って謎だったのですが、ひょっとするとスカート履いてなかったからかもしれない。冬〜春の間は寒いもんで、レギンスが流行ってるのをいいことにスカート三昧だったのですよ。今は暖かくなったので、ジーンズにミリタリー系ジャケット、中に薄手のカットソーとかそういう格好でうろついていた。なるほど、確かに服の趣味変わったように見える。と、一人で今納得していた次第。 
 
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 迷惑メールが面倒なので、設定を変えて、メールソフトじゃなくて片っ端からGメールに転送してみることにした。あ、こりゃ楽だわ……。

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 まだ詳細ははっきりしてないんですが、七月は二回くらい「ちのはて」活動すると思います。八月末も。

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 先日ユニクロで、Tシャツ特集やってたので、水木しげる先生の「目玉おやじ」がプリントされた青いTシャツを購入。幼少時、水木先生の描く素晴らしき妖怪の数々に多大なる感銘を受けた身としては、買わずにはおられません。今年の夏のファッションは、水木Tで決まりました……。やったね!!

08-6-9(月) 二夜

 ひきこもりが過ぎたので、土日はひさしぶりに遊んでました。二日連続で十蘭堂でライブ観てました(なんという濃厚な……)。

 土曜は開場よりかなり早く街に着いたので、札幌駅から大通までぶらぶら歩いたり。YOSAKOIソーランを生まれて初めて目撃。大通公園のほうはどばーっと人がいるのに、一本南に行って電車通りのほう行くと人があんまり歩いてもいなくて(普段は逆です)なんだかすごいなあYOSAKOI、と思った。

・十蘭堂最後の十の赤ヒ夜 第五夜『吉街at赤ヒ夜』

 最前列で観てたんだけど、ここのお店の最前列は「喫茶店のテーブル席で対面」よりさらに近いくらいのウルトラ最前っぷりなので、終始けっこう固まって観てました。碧衣スイミングと三浦モトムさんは初めて観た。碧衣スイミングはデッキを二個用意して、カセットを二本同時に再生するという技がアナログの極致でよかったです。ヘリウムガス(たぶん)吸って歌ってました。

 三浦モトムさんは、電子機材(自作らしいものもあった)を床中に並べて最初はそれらを最大限に駆使してなんだかすごいことになっており、「電子系の人なのかー」と思ったら、二曲目でいきなりアコースティックギター弾き語り(歌うまい)になってました。結局最後までアコギ。謎でした。

 日曜はこちら。

・十蘭堂最後の十の赤ヒ夜 第六夜 F.H.C.ソロライブ『Last Red Kaleidoscope Show』

 今回も例によって、開演前にお洒落なセットリストが配布されてたのですが、なんと! この日は! 全49曲!!(本当)一曲が短いバンドとはいえニセットで合計二時間くらい演奏されてたんじゃないかと思います。すごい。何がすごいって、かさいさんや留美さんがあの超絶な曲を全て暗譜してるってこともすごい……。

 スクリーンにモニター二台が設置された赤い店内で、かわいい映像と一緒に心ゆくまでF.H.Cざんまいでした。たぶん自分が今までに観たF.H.Cライブの中で、間違いなく一番濃かったと思う。

 十蘭堂は6/25で閉店なので、たぶん自分は今回が最後の十蘭行きでした。両日ともに楽しかったなあ。今年春、道内の知人が札幌にいらした時に「もうちょっと何か飲みたいですねー」ということになって、たまたま十蘭堂に寄ったりもしたんだけど、けっこう好評だったみたいであれも楽しかったなあ。回数では「たくさん」通ったお店というわけではなかったけど(元々そんなに外で飲まないため)夢がごたまぜになったようないいとこでした。一回だけわたしも演奏させて頂いたのは自分史の楽しい一ページだなあ。

08-6-4(水) まわってます

 日が長い。

 一年の中で一番いい季節だ。次点は春で、その次が真冬。

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 GoogleSatTrack を時々見ている。宇宙ステーションがこうして地球の周りをぐるぐる回っているのを見ると、関連はよくわからないが自分も何かをがんばろうという気になれる。午前中に1時間半ほどパソコンを起動してる間に、アメリカからアフリカ、そのままオーストラリア方面まで回っていた。よしがんばろう。

 ちなみにこのプログラムは世界中で評判を呼び、作者のisanaさんは今回のシャトル打ち上げにNASAから招待されたのだそうな。いい話である。

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 そういえばNASAお土産の「無重力でも書けるボールペン」「無重力でも遊べるビー玉」……ずっと前にもらったんだけどどこいったんだろうなー。ボールペンは単にボールペンで(地上では真の実力を確かめる機会がないですよね)ビー玉というか小さいカラーボールの詰め合わせは、一個一個の中に磁石が入っているというものだった。ボール同士が近寄ると急にくっついたり、逆に反発して思わぬ軌道を描くので、地上でも意外と楽しい一品。

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 Sonata Arctica 『Ecliptica』 は、なんとなく数回聴いてそのままだったんだけど(最初に同バンドのベストアルバムのほうを買っちゃって、かぶってる曲が幾つかあったせいもある)数日前に聴き直したら、『Letter to Dana』とか素直に好みの曲だった。得した気分。実質的には損も得もないというかむしろ今まで聴いてなかった分損だと思うんですが、気分の問題なので別にかまわないことにする。

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Akiary v.0.61