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08-4-29(火) ちのはて+山田さん

 「ちのはて」@JUNK終了。予想より多くのお客様のご来場、ありがとうございました。ゲストの山田さんもノリノリで、締めの「峠の我が家」(←山田さんのテーマともいえる曲)の時めちゃくちゃ長く弾いてました。あと、山田さん西村さんデュオの時には「曲」やったりも。そのうちMA-DA-RAのライブも復活するらしいですが……。

 そして即興音楽を始めた(というか唐突に始めることになってしまった)時から本当に丸4年くらい経つんですが、4年くらいやってみると「自分の好きな音」というのがだんだん絞られてきた感はあり、でもたぶん他にも好きな音は無数にあるはずなので、そっちも探しに行きたいなあという。それが奏法によるものなのかエフェクターなどの音加工によるものなのかはわかりませんが、テルミンでまだまだまだまだまだまだいろいろなことはできるな、と思っています。

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 という希望溢れることを考えながら家に帰って、パスタ作って食べて寝て、午後までのんきに寝ていたら地震で起こされました。

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 ジョナサン・キャロル 『薪の結婚』は読了。いつものキャロルさんでだいたい安心。しかし第二部がいつにもまして超展開なので、何回か読み返さないといけないなあという感じ。別の作品にも出てきたあの人、の登場は古い知り合いにあったみたいで嬉しかったです。

08-4-27(日) 音楽祭

 ↑明日はJUNKで「ちのはて」ライブやります。

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 昨日は、「第九回音楽祭 大蔵雅彦」@ATTIC。

 今回のゲストであるアルトサックスの大蔵さんについては「面白いよ」という前情報しかなかったものの、いや、本当に面白かったです。大蔵さんソロだけで小一時間ずっと通しで演奏されていたのだけど、ぎゅっと集中して聴けました。最初にいきなり轟音が出て椅子から飛び上がりそうになったんですが、それはご本人が計算されたものだったらしい。さすが。

 音楽祭シリーズ、過去日記見たらたぶん4〜5回くらいは行っていて、やっぱり面白い企画だなーと思います。そもそもは古立さん神田さん河口さんの演奏の移り変わりを見守る、というコンセプトで始まっていて(……違ってたらごめんなさい)ここ数回は道外からもゲストを呼ばれたりしてどれも良かったし、札幌にいながらにしてこういうライブを聴けるというのは天国。お三方の演奏も、即興音楽ワークショップでご一緒していた頃に比べると、変わったなあと思います。より惹きつけられるほうに。この日は最初から最後まで集中しすぎて体力がついていかなかったのか、帰ってからばたんと就寝。

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 ジョナサン・キャロルの文庫『薪の結婚』が出ていた。全然知らなかったので書店の平台の前で挙動不審者になってしまった。二部構成のうち、第一部の終わりまで読む。あいかわらず「ここぞ」というところで、ボウリングの玉を顔面に投げつける級のショッキングな展開にしてしまう作者である。でも現実ってえてしてそういうものなのかもしれない。

08-4-25(金) 原価

 最近のだるさとか微熱とか風邪っぽい症状に打ち勝つために、昨日薬局で人参系のちょと高いドリンクを買ってみた。

 そしたら、「前も試飲されたことはありますか?」って聞かれて「はいあります、そしたら飲みやすくておいしかったし、なにか効いた気がしたし、そして今風邪が治らなくて困っているのです」というような事実をぼそぼそとアピールしたら、「じゃあせっかくですから今ここでまた一本試飲していってください」ということで一本分のお値段でドリンク二本飲めたわけでお得、というか、そんなじゃんじゃん試飲させてくれるってことは絶対にこれの原価ってかなり安いんだろうなあ……と実感して遠い目になった。飲んだけど。

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 今日は数点デザインしたいものがあってPhotoshopと格闘してたんですが、「これだ!」というものにはならなくて、結局徒労に終わる。予算がない部分(例:商用フォントが買えない)とか自分の技術が足りない部分(例:絵の類がささっと描けない)をどうにかする(例:パソコンの中に貯めた素材を漁る、地道な作業を繰り返す)のはわりと慣れてるんだけど。最初からなにひとつアイディアが湧いてこないというのは疲れる。

08-4-23(水) カルテット

 昨日は、大友良英+アクセル・ドゥナー+マーティン・ブランドルマイヤー+Sachiko Mカルテット@ことにパトス。

 大友さんとSachikoさんの組み合わせ、というのは結構前にライブで聴いたことがあったし、アクセル・ドゥナーは去年夏に宇波拓さんとのデュオを聴きに行っていたけど、カルテットになるとどうなるのか想像がつかなくて楽しみだったライブ。マーティン・ブランドルマイヤーに関しては恥ずかしながら前知識ゼロでしたし(あえて情報を制限してみた、という面もあることはあるにせよ)

 今回のライブは環境も特殊で、PAを使わず、演奏者それぞれに2個ずつパワードスピーカーが付く、つまり各人のいる位置からダイレクトに音が聴こえるという、音響的にも面白いことをやっていて、反面準備がものすごく大変だったそうです。

 そしてライブ開始。カルテットで約80分近くぶっ通しでの演奏。もちろん個々のメンバー一人一人がすごいのはいうまでもなく、それをカルテットにしちゃったら4乗なのかと思いきや16乗、くらいの感じ。「いったんおしまい」くらいになるような長い長い間があっても、その間もずっと何かが繋がっていて、緊張感は決して途切れない。焦ることなく急ぐことなく、でも「ゆるい」わけでももちろんなくて、そのテンションの絶妙な保ち方が観ているこっちにも伝わってきて、終始なんだかぼうぜんとして聴いてました。楽しいとか面白いという感想よりも「いいもん観れたなー」という心地よい幸せな脱力感を抱えながら帰宅。

 あ、前知識ゼロだったマーティン・ブランドルマイヤーは、ものすごく繊細な演奏をする方でした。前の席に座っててよかった。

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 今日は冬服→春〜初夏服へのクローゼット入れ替えをして、ついでに着なくなった処分用の服を分ける予定。毛玉がひどいので、毛玉取り機をかけたら片っ端から穴あいた超安物のスカートとか。安い服がダメなんじゃなくて、生地が安い服は本当にダメです。ワンシーズンしか着ないとかならともかくとして。

08-4-21(月) 布団干し

 こないだ布団を干していたら風が強かったせいで「ふとんがふっとんだ」というダジャレのような展開になってしまった。ので今日干し直し。

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 迷惑メールは、メールソフトのフィルタのおかげでかなり大丈夫にはなってるんだけど、最近よく来るやつの差出人が知人とたったの一字違い(名前の最後の一文字が違うだけで、後は漢字とかみんなおんなじ)なのは困る。毎回迷惑メールの件名とかチェックするたびに焦るじゃないか。

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 こないだやっと読んだ。

TONO 『チキタ★GUGU』8巻

 最終巻が出なくて困る日記を書いてから数ヶ月、ひっそり出ていました。嬉しい嬉しい。

 「不味い人間は百年飼育すると美味になる」という伝説により始まった、「妖怪にとっては涙一滴分くらいで即死するくらいに不味い人間」チキタと、人喰いの妖・ラーのヘンテコな生活。

 お互いに「喰う」「喰われる」という一線は保ちつつも、歳月を重ねるうちに、いつの間にかまったく他の人間も食べなくなってしまっていたラー。いっぽう、ラーと出会った少年時代から、全然年を取らなくなってしまったチキタ。どうやら全ての謎はこの「百年の伝説」に原因がありそうなのだが……という感じの話です。

 上手いなあ、と思うのは、「人間と妖怪だけど幸せに暮らしました」で終わらせず、要所要所にドラマとなる核を埋めこんでいること。チキタとラーの元に持ちこまれる怪しい依頼の数々もそうだし、先に「百年の伝説」を実行してみたコンビなんていうのも登場。さらには同居人も増えてにぎやかになっていくんだけど、折り返し地点のあたりで起こる事件は当時ものすごい衝撃を受けました。何回読み返しても4巻は泣けて困る。

 最終巻となったこの8巻では、「百年」の秘密も、自分の出生も全て知ってしまった後のラーが選んだ道に泣き、意外なラストの落とし方でまたちょっと泣きという。あんまり「切ない」という言葉は好きじゃないんだけど、この作品に限っては解禁したいくらいです。最終話をああいう風にしたのは、深読みすると <ネタバレ>チキタの両親たちもおそらくああやって旅立っていった→つまり、そもそもの物語の出発点と終着点は同じだったってこと</ネタバレ> なんだと思います。

 この作品のおかげでTONOさんのファンになったんだけど、今も連載が続いている『カルバニア物語』などはもったいなくてまだ読んでません。絶対に面白いであろうものをあえてまだ我慢して読まない、というのは幸せなチキンレースって感じですね。

08-4-20(日) いろいろ回ってきました。

 今日は、F.H.C.@ギャラリー門馬に行ってきました。正確には連れて行って頂きました……どうもありがとうございます。ギャラリー門馬に行くのは4年ぶり2回目。あの辺はもともと高級感溢れる建物が多い地域で、どれもギャラリーじゃないのか!? と思ってしまうくらいのレベルで(渋谷区松涛みたいな感じ)迷いやすいんだけど、今日は道一本間違えただけでなんとか着きました。本当によかったよかった。

 F.H.Cは、いつもどおりセットリストを配布してから演奏。大体小一時間くらい。VJも相変わらず可愛い感じで、観ても聴いても両方楽しくてワクワクしました。今回のライブは、本田征爾さんの個展のオープニングライブなので、もちろん個展もしっかり観てきました。実はギャラリー門馬のANNEX(個展会場)入るの初めてだったんですが、白くて細長い廊下みたいな空間で、広さはそんなでもないんですけどなんだか落ち着く雰囲気です。本田さんの作品は透明水彩を使った緻密な描きこみが多くて、絵もオブジェもかなり好みでした。あーもっとお金があればなーと思うのはこういう時ですねー。

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 帰りはweird-meddle recordに寄ったりなども。ちょうど秋庭さんが色々お客さんと話していて、最後にかけていた試聴CDがすごくツボだったので、そのお客さんの会計が終わった後「あのー、最後にかけてたやつって何ですか?」とキラキラしながら尋ねたところ「すみません、あれ今売れたのが最後で……」ということでガガガガーンとなる。まあ、何事にもタイミングというものがあるってことで。

 というわけで今日は、My My『Songs For The Gentle』購入。浮遊系のんびりテクノという感じ。今早速聴いてるけど、これも長く聴けそう。普段読書しながらとか公共交通機関乗りながら、という時には音楽聴かないんですが、なぜかパソコンで作業してる時には無性にテクノとかミニマルが聴きたくなって実践してるんですけどなんででしょうね。最近だと、結構前に買った池田亮司『Dataplex』もやたらとリピートしてるし。池田亮司、買った時は聴くたびに神経にきすぎてて大変なことになり、封印していた一枚だったのですが、今だとなぜかわりと大丈夫。

08-4-17(木) かこにっき

 なんとかかんとか、コンディションがほぼ通常に戻りつつある。微熱がしつこく続くというのは一見大したことないんだけど、だんだん気力体力が消耗してきて、毒の沼に浸かってるような気分で決していい感じのものじゃない。ここで一気に「よし、寝こんでいた分を取り戻すぜ!」とかやると例によって例のごとくまたぶっ倒れるので、エンジンを少しずつかけていくのがコツである。なので、軽い運動をしたり、食事を規則正しく食べたり、用件に対してこまめに返信したり、ライブの宣伝をしたり、といったことをやっていて大変地味なんですがまあ健康にはかえられない。

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 という地味な日常が続くのですが、昨日過去の日記を読み返したらなんか異常に面白かった。このサイトは2002年からやっていて、その頃のほうがまじめに日記をつけていたのである。過去ログが膨らみすぎて、2005年より前のものはもうサーバー上から消したんだけど。

 今は死語となった「テキストサイト」の影響か、フォントをいじりながら面白おかしく物事を書く傾向があったり、やたらと長い日記が多い。たぶんすごく暇だったんだと思う。友達にこんな日記書いてる人がいたら「ネット好きなんだなー」「暇なんだなー」「楽しそうだなー」と思うと思う。なんだ、楽しそうな人生じゃないか。

 4年前、山田さん西村さんとはじめて即興音楽ライブをやった時のことも書いてあった。補足すると、置田貴代美さんの写真展の「スライドショー+即興音楽」という企画だったのです。本文はあまりに自分がえらそうなので引用できないけど、楽しかったとかまたやりたいとかそういうことが書いてあった。あと、あくまで当時の自分はその日の演奏に納得していたらしい。どういう基準で納得していたのかはよくわからないけど、そう書いてあった。

 その日の日記には書かなかったけど、20分とかその程度の演奏だったのに緊張して立ちすぎて足がガクガクになったとか、思えば今よりもライブの衣装に関して気合が入っていたとか、そういえばあの日打ち上げに行ったらその次の東川イベントの打ち合わせになってなんか忙しかったとか、打ち上げ二次会でAfter Dark Cafe行ったなあとか、けっこういろんなことを思い出した。

 というように、記録が何もないところから記憶をひっぱりだすのは大変だけど、ちょっとでも書いておけばずるずる芋ほりのように記憶が出てきて楽しかったりもするので、過去の日記も悪くないなあ、と思う。ただし、恥ずかしい。

08-4-15(火) ライブのお知らせ

 4/28(月)「ちのはて」ライブのお知らせを、日記の一番上に載せました。でもこれ携帯からだと見えない(最新日記のページはまた別のため)ので、携帯版ライブ情報ページとかも考えたいところです。ていうか近日やります。携帯のページは、テキスト載せるだけだから作るの意外と楽だし。

 ということで、ライブなんですよ。今年初の「ちのはて」です。昨年最後のライブも、会場は同じ「JUNK」でした。基本がカウンター席で、それ以上だと追加椅子が出る感じです。その時の日記にも書いたんですけど、前回は初対面のお客様同士がカウンター越しにいい感じにお話されており、あとそんなに時間を気にせずのんびり休憩時間取れたり、テルミン体験して頂けたりできたのがよかったです。自分も非常に珍しいことに、休憩中にちょっと飲んでました。というふうに、ライブとBAR、両方楽しんで頂ける一夜になろうかと思います。是非ご来場くださいませ。

 あ、ゲストの山田さんの説明がまだでした。山田さんは、西村さんも参加している電化マイルス中心のJAZZバンド「アガルタ通信」のギタリストで、わたしがとても敬愛してやまない方です。一言で表現すると「ジャンル・山田さん」という感じです。基本はベンチャーズらしいのですが。「アガルタ通信」にもずっと参加していて、なんか昔はパンクバンド(!)をやってたこともあるらしいという情報もあるし、昨年はエレクトリック・ソーメンズが「くう」でライブやった時「ジョン・ゾーンの曲を弾く山田さん」というレアな光景を目撃。で、何を弾いていても常に「ああ、山田さんだなぁ」という素晴らしい演奏なのです。なので、ジャンル・山田さん。

 自分自身は山田さんの大ファンなので、ある意味追っかけのような気分で時々ライブを観に行ったりするのですが、ライブでご一緒するのはなんと丸4年ぶりです。実は、生まれて初めてわたしが出た即興音楽のライブが、西村さんと山田さんと自分、という今から考えると結構とんでもない構成だったのです……。で、その時は割と棒立ちになって終わったような記憶があるような気がするんですが(緊張しすぎて覚えてない)今回はその、4年間の自分なりの成果、みたいなものを出せたらいいなとも思っています。にしてももう4年も経ったなんて早すぎて、あんまり何もしてない気がして突っ伏したい。

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 熱はだんだん下がってきました。よかったんだけど、例によってサボりまくっていた件(このライブの告知とかいろいろ)を今日からやんなきゃなぁ、と思うと嬉しくて泣けてきます。あ、来週はライブ2本観る予定なので、そっちに向けてもコンディションを調整せねば。

08-4-12(土) これほど慌てた日はそうなかった

 明日あたりちゃんと書きますが、今月28日にJUNKでまた「ちのはて」ワンマンライブやります。今回のゲストは、即興音楽のステージに上がるのはたぶん丸4年ぶり、というあの素晴らしきギタリストです。ツチノコみたいです。

**
■Yesterday's event.

 銀行でお金おろそうかと思う
 ↓
 カードがないことに気づく
 ↓
 再発行か!?身分証明書=パスポート(運転免許ない)要るかもなー
 ↓
 パスポートもないことに気づく

 コンボ決まりました。しかもパスポートは明らかにまずいでしょう人として! と思いました。カードなくしちゃってもし貯金全部なくなってたとしたらそれもまずいだろ! とも思いました。あれこれやってかろうじてなんとか働いて稼いだ血と汗と涙の結晶が!!!

 なので心の中で号泣しながら15分くらい居間を捜索しても見つからなくて、あまりのことに5分くらい意味なく朝刊見ながらやさぐれてからまた探したら、一番最初に探した引き出しに「両方とも」「ちゃんと」ありました。これほど安心したこともそうなかった! カードのほうは先日そういえば新しいやつになり、銀行から郵送してきたのをまだ封切ってなくてそのまましまってただけなのでした。ばかだなー。

 そして外出して、お金おろしたりいろいろして、最後に今日のメイン買い物であるプリンタへ。エプソンのPM-G860です。これでもう家の中でいちいちプリンタ移動させなくてすむし、CDやDVDにも印刷できるよ! 「ちのはて」ライブ音源のCD化計画もぐんと推進されましたね。でもCDに入れたい演奏に限ってまだデジタル化されていない罠。気長にお待ちください……。

 ところで、インクカートリッジをひとそろい買っただけで、プリンタ本体の3分の1以上のお金が吹っ飛ぶというのはなんだか納得いかないんですが。仮にカートリッジ3セットとプリンタ本体を物々交換してくれ、と言われたら納得いかないでしょう。そういう感じ。

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 とにかくこれでどうしても外でやらなければならない用事は終わったので、週末はちゃんと寝こみます。昼間熱が下がってるからといってばたばた動き回ってると、集中して治せない。

08-4-10(木) びねつ

 3日くらい、平熱が37度で夜になると37度5分ちょいくらい。風邪なのかなー。エネルギー消費が激しくて疲れる。こういうのが続くと「まさか悪い病気では……!!」とか心配するんだけど、意外と根は丈夫なんですよね。サバイバル物でいうと、真っ先に死にそうに見せかけて最後まで残るようなキャラクター属性というか。運だけで全て助かるタイプというか。

 振込専用に作ってある口座から、ネット使って3000円ほど振込もうと思ったら、残金が2100円だった。振込専用なので多くても5000円程度しか入ってない口座なんだけど、900円足りないこの微妙な間合いはなんなんだろう。この明日どっかで入金しとかないとなー。

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 読んだよ。

ジェフリー・A・ランディス 『火星縦断』

 時に2028年。第三次有人火星探査隊は無事火星に着陸。ミッションをこなし、あらかじめ送りこんであった帰還船で帰るだけ……かと思ったら、点検中にいきなりの事故。帰還船の貴重な燃料もさようなら。何年もかけて火星から採掘した材料で燃料を生成する方式なので、燃料の欠乏はすなわち帰還船が使えなくなりました、ということ。有人探査に昔ほど資金がつぎこめなくなっている時代、もちろん地球から助けなど来ない。

 でも、と隊員の一人が思い出す。実はこの火星には、探査中にクルー全員が死亡してしまった「第一次隊」の帰還船が残されていたことを。そこまでの距離はなんと6000キロ。隊員達は再び地球へ帰るため、手持ちの機材を最大限に活用して火星を縦断し始めるのだった。しかし、とまた隊員の誰かが思い出す。実はあちらの帰還船の積載量、つまり帰れる人数はそもそも絶望的な数だということを……。

 かくして始まる火星サバイバル。560Pくらいあるかなり分厚い本なんですが、章ごとに各隊員の過去が随時カットバックされる構成になっていて、飽きずにするする読めました。かなり短い章がぱっぱっと切り替わるので最初は「??」と思ったものの、旅が進むにしたがって、重要な伏線が序盤に張られていたことに気づいてはっとなったり。逆に「俺は純粋にサバイバル部分だけが読みたいんだ!」という方にはあまり向かないかもしれません。

 ラスト、下された「決断」に対しては、ここまでの人物描写があったからこそなんだろうなーと納得できるものでした。過去のエピソードも、老練な隊長とエンジニアが宇宙ステーションで働いていた時のものなどは、非常に心に残る部分です。ただあのエンジニアさんが妙に完璧な性格すぎるのが、この作品で唯一気になったところかも。

 著者はなんと、実際にNASAの火星探査プロジェクトの科学者として活躍されているそうで、なのにこんな不吉な小説書いちゃって大丈夫なんだろうか!?とも思わずにはいられませんが(だって作中では火星有人探査の第一次隊、第二次隊とも結局地球には帰れなかったのです)たぶん「宇宙なめんなよ」という警告の書物でもあるのだと思います。それと、事故が起きる原因って本当に「ちょっとしたこと」なんだ、っていう。地球に帰る途中で遭難した第二次隊の悲劇なんかもう……。本当にあれも地球上では「なんでこのくらいで」なことなんだけど、やっぱ宇宙というか人工的な閉鎖環境をなめたらいけませんね。

 あ、火星探査つながりで、未完のSF漫画山田芳裕『度胸星』も思い出しました。こっちもまた「事故により、火星から帰れなくなった孤独な隊員」というシチュエーションが出てきます。もっともこの事故は人智の及ぶ範囲のもんじゃないので、不可抗力ともいえますが。だってテセラックだしなー。高次元の存在だしなー。最終巻では「火星縦断」に近い冒険のはじまりもあったりして……ああ、つくづく未完なのが悔やまれます。こないだ復刊されたので、SF好きな人は見かけたら即買うといいと思う。

08-4-9(水) 点滴バー

 今日の夕刊に載っていたんだけど、東京には点滴バーというものがあるらしい。約10分くらいで手軽に点滴を受けられるらしい。ってそれは分量としてはすごく少ないんじゃなかろうか。10分て!!

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 スーパーで、「国士無双」の300ml瓶を見つけたので買ってみた。日本酒である。ベタなことをいうと、麻雀が強くなりそうな名前である。早速飲んでみた感想からいうと、すごく爽やかな味のいいお酒だった。「良い酒は水に似る」感覚に近い。嫌なアルコール臭さもほとんどないし。でも日本酒ばっかり飲んでると人生がとても危険なので、時々でいいとも思った。

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 何年かぶりに、図書館から『20世紀SF(6) 遺伝子戦争』を借りて読んでみたら、ジェフリー・A・ランディス『日の下を歩いて』って面白い話だったなあ、ということを思い出した。

 船が遭難して破損し、ただ一人月面に残された女性クルーが、救助が来るのを待つ話。宇宙服の生命維持装置のエネルギーは太陽電池でまかなっているので、月に「夜」が来てしまうと彼女は死ぬ。よって、彼女はひたすら太陽を追い、月面を歩いて歩いて、とにかく日の下を歩き続けなければならない。重力の違いとかあるにしろ、実際にはかなり無理なのではという気もするんですが、危機に対して「歩くだけ」というシンプルな解決法なのが良かった。

 ということで同じ作者の長編『火星縦断』を購入。こっちもタイトルどおり火星を縦断する話みたいです。過酷なサバイバルが好きな人なんだろうなぁ。

08-4-8(火) クリームパスタ

 カルボナーラを食べたいなーと思いつつ、いちいち生クリームを確保するのも面倒なのでやめていたのだが(だって絶対余るもん)ネットで、全卵と牛乳と粉チーズで作るレシピを見つけて作ってみた。が、たぶん成功したと思うのだが自分の思い描く味とは違っており、ならば今度はカルボナーラ追求かというと「フライパンパスタならペペロンチーノのほうが失敗しなくてよりおいしいと思う」という結論のほうへシフトしたのであった。

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 プレイしてみた。

・DS 『刑事J.B.ハロルドの事件簿 〜殺人倶楽部〜』

 舞台はのどかな街・リバティタウン。大学構内の駐車場で、男性の刺殺体が発見された。主人公の刑事・J.B.ハロルドは捜査を進めるうちに、関係者が抱える複雑な事情や、昔の迷宮入り事件との関連性を発見していくが……。

 はい、ここまでのあらすじでわかる通り、推理アドベンチャーゲームです。1986年にPC-9801で発表されたものの移植で、DSらしくタッチペンが使えたり、グラフィックが変わったりしているそうです。でも結局タッチペン使わずにクリアしちゃったけど。

 主人公は「刑事」なので、基本は地道な聞き込みです。事件関係者は20名を軽く越える人数なので、聞ける項目は膨大です。意外なところで「そういえば○○さんは……」とか重大発言が出てきたりするので、ゲームそのものは推理というよりしらみつぶし方式(別名総当り)。まあでも、現実の刑事さんというのもきっとこうなんだろうなあ。

 シナリオそのものは、この複雑な人間関係をうまく使っていてなかなか◎でした。煙草でバーボンでハードボイルドな雰囲気がお好きな人なら楽しめるのではないでしょうか。事件そのものの謎を解く、というより、背後の人間関係を少しずつ明らかにしていくほうに重点が置かれている感じです。

 ただし、あきらかに続編を狙ったつくりなのと(元がシリーズ物だからでしょうけど)携帯版のほうが明らかにお得すぎるというのが……。ゲームそのものはDS版の数分の一の料金なんですよね。時代に逆行した携帯(どころかPHS)状況の自分はさておき、パケ放題入ってて対応機種ならそっちにしちゃうのでは。さらに携帯版だと続編も既にリリース済ですし。もちろんグラフィックなどはDSのほうがきれいだし遊びやすいと思うんですが、なおかつDSのようにソフトをパッケージングして出すのにかかる経費とか考えるとしょうがない面ではあるとも思うんですが、それでもプレイ時間と料金を考えると「むー」となったりも。

 あ、シナリオ面では、後半の<ネタバレ>みんな逮捕されすぎだよ!という展開</ネタバレ>にちょっと笑いました。あと、ハンバーガー食べたくなる作品だと思う。

08-4-7(月) 売却

 PS2はぶっ壊れたままで、里子に出してしまったソフトも結構あったりして、どうせなので他の不要なソフトを中古屋さんに売ってきた。DSでもう遊ばないやつとかハズレだったものもちょっと入れてみた。

 PS2のだと1本100円〜200円。最高値が500円。でもDSのだと1本平均が1000円越えだったりして、DS5本、PS210本くらいで合計8000円以上にはなった。友達が「DSのソフト、終わったらすぐ売っちゃうよ。発売直後だと高く買い取ってくれるし」と前に言ってたんだけど、1年以上経った旧作でもこういう感じなんだから、なるほどなー。自分はしつこく遊ぶのでなかなか売れない派というかゲームソフト売ったの自体実は生まれてはじめてだったんですが……。

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 最近のゲームプレイ状況というのは寂しいもので、DSの『世界樹の迷宮U』もあんま興味ないし、なぜか空き時間に携帯電話でピクチャーロジックをやったりしている。ついでにミスタードリラーもやったりする。正直DSは「実用系」が多くなりすぎて、自分はただ単にゲームをやりたいだけだったりするので、だんだんわびしい状況になってきている。あくまで自分の目から見た場合、ですが。別にタッチペンを無理に使わなくてもいいし、「携帯ゲーム機」として楽しくてやりこめる作品が出るといいなあ、と思います。アドベンチャー系がもっと増えると楽しいのになぁ。

08-4-6(日) 編集

 WindowsXPに最初から付属しているムービーメーカーってけっこう使いやすいよ、と友達が教えてくれたので、手持ちのデジカメで撮った10分くらいの映像を素材にいろいろ試してみた。

 カットの順番とか余計なシーン削除といった大ざっぱな編集は「ストーリーボード」という簡易表示モードだけでも行えてしまうし、タイムライン表示モードもあるのでなるほど、わかりやすかった。フリーのプラグインを公開されている方もいるようで、試しに「下に字幕を出す」というものを使ったりしたんだけど、今回は特に問題なく使えたし。ただし楽しすぎてどんどん時間が経つのが危険だと思いました。あと、パソコンのスペックは悪いほうではないとは思うんだけども、時々動作が重い。何百メガもある元動画をいろいろいじくってるので、これはしょうがないんでしょうね。

 ところで大昔3DCGの学校に行っていた頃、上に書いたような「編集」、特にシーンの削除という概念は実はあまりなかった。というのも、3DCGはとにかく映像となる元画像の生成そのものに時間がかかるので、後でカットするようなシーンは最初から作る余裕もなかったのである。だから、基本的にはできたシーンを絵コンテどおりにつなげて終わり、がんばってフェードインフェードアウトにエフェクト……ていうかまともな編集ソフトが入っているマシンが教室に一台しかなく当然奪い合いだったので、簡単なフェードインフェードアウト程度なら、CGシーン内のライティングをいじることで代用したりもした。今にして思えばわびしかった。

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 ちょっとずつ物事を片づけ中。

08-4-5(土) 最強の盾と最強の矛がぶつかると大爆発して両方死ぬと思うんだ。

 ゲームとかで「あらゆる攻撃を無効化する」という強化状態があったりするけど、あれは無効化っていうか避けてるだけだと思うんだ。たぶん。

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 プリンタを買おう買おうといろいろ吟味していて、なるべく綺麗に印刷できるほうがいいなーと思った。さすがにA3サイズレベルまでは無理にしても、綺麗に印刷できるというのは印刷フェチにとって喜ばしい。

 あと、ライブとかでフライヤーを作る場合、たいていはモノクロで作って自宅で印刷して大量にコピーするという大変簡便かつ節約生活的な方法をとっているので(フライヤーをきちんと印刷に出す、というのは将来の野望だ!)元版として最初にプリントするものが綺麗なほうが望ましいなあ、とも思う。でもどうせコピーしちゃう時点でノイズ入るからちょっとくらいプリントの画質が落ちても変わりないんだよなあ……とか考える自分もおり、全ては矛盾の大渦の中に飲みこまれてゆくのであった。

 とりあえず近日電機屋さんで実機を見つつ比較したい。画面上ではコンパクトに見えた機種でも、実際に見るとかなり巨大だったりするからなあ。

08-4-4(金) 知らない町の知らないBOX

 今日は起きる時に結構寝ぼけていて、「うーん、近日カラオケでも行くかー」と思った(普段は行かない。嫌いなのではなく、一人で行くほどではなし一緒に行く人もなし)。なおかつ、行く予定のカラオケBOXまでピックアップしていて「じゃーあそこの駅で降りてー」とか、ぼーっと考えていたんだけど、もうちょっと目が覚めてきたらそんな駅もカラオケBOXも全ては夢の中の非現実存在なのであった。寝ぼけすぎだ。

 なお、自分の夢の中によく出てくる町は基本的に札幌によく似ているのだけど、おいしい食事の店とか書店とかジャズバーとかギャラリーとか公園とか、好きな場所がまとまったところにあって大変便利である。さすが夢だ。

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 題詠blog2008がとっくに始まっていて、今年もなんとなく沿道で眺めたりしている。お題に「%」はまだしも、「@」っていうのはなかなか。さすがにこの場合の読みは自由みたいですが。そしてblogといえば、いまだにトラックバックの仕組みがよくわかっていない。普通に記事にリンク貼るのはさすがにわかるんだけど。たぶん一回もblogをやったことがないからなんだと思う。頭の中はWeb1.0くらいで止まったままです。

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 読み中。

佐藤沙恵 『テルミン学習帳』

 マトリョミンと学研のテルミンmini、そしてEtherwaveと、現在日本で買いやすい機種を網羅したテルミン教則本。ステラプレイスの旭屋書店、楽譜売り場で購入。ジャンルとしてはやっぱりこっちになっちゃうのかなあ。「大人の科学」とかの近くにあると便利だと思ったんですが。

 前に竹内正実さんが出していた『テルミンを弾く』は結構前に完売してしまっていて、テルミン練習のための本がない状態だったので、これはすばらしいです。伴奏CDがついているのもありがたい。

 奏法だけでなく、マイクスタンドとかスピーカーの具体的なアドバイスとか、さらには「パーティーでのテルミン演奏の心得」という記事まであるのがさらにすばらしい。

 自分自身の経験からいうと、何も問題がなさそうな時でも、とにかく延長コードは持っていったほうがいいです……共演する方の楽器位置とかで、もうちょっと延長できると都合いいなーってことが突然判明する場合も多いので。モノラルケーブルは、練習スペースが六畳間くらいだと3mの長さでも足元がスパゲッティぶちまけ状態になりやすいので、練習用とライブ用で長さを分けるのも手じゃないかなーと思います。

 今は足元にエフェクターを置く演奏スタイルなので、1.5〜2mくらいのがあるといいなーと思うんですけど、普通売ってるのって1mか3mで間がないんですよね。自作するべきなのだろうか。

 と、話題はそれましたが、写真も多く、とてもわかりやすい指南書なので、たとえば「テルミンmini買ってもうちょっと本格的に練習したいけど、何をどうしていいかわからない」という方は手にとってみてはいかがでしょうか。以上。

08-4-3(木) ギャラクシー銀座っていうタイトルがそもそもすごいですよね。

 昨日はすごく久しぶりに大通で買い物したり打ち合わせしたりなどいろいろ。たぶん5年ぶりくらいにタワレコまで行ってCDを買った。夕方に行ったせいで若者がやたらと多く、本当は店内全体をゆっくり観たかったんだけど目的のCDを買っただけで力つきる。

 ちなみにこの日買ったのはBreaking Benjamin 『Phobia』で、久しぶりに洋楽のハードロックが聴きたいんだけどオススメはありませんかと知人にあれこれ相談したら幾つかバンドの試聴サイトを教えてくれて、このバンドの『Until The End』という曲が本当にカッコよかったからという理由。朝聴くとテンションが上がる。それにしても、こういう時に的確にオススメ品を知識の引き出しから出してくださる方というのは大変ありがたい。

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 読んだよ。

長尾謙一郎 『ギャラクシー銀座』1巻

 ビッグコミックスピリッツに連載中のギャグ漫画。昨年の5月くらいからずーーーーーっと単行本化を待っていて、ようやく今月になって発売。めでたい。

 主人公(たぶん)の「竹之進」は毎晩ライヴ=イタズラ電話を決行する引きこもり青年。竹之進の母である「マミー」は合唱サークルの練習時に宇宙人を吐く習性があるものの、息子のためなら覚醒剤を買いに行ってくれる素敵な人。竹之進の父親は国民的シャンソン歌手「ココ北古賀」で、彼がカツラを着用しているのは公然の秘密である。

 で、この親子関係を軸にエピソードが進む……というのが大ざっぱなストーリーらしきものなんだと思う。でも、蒸気機関車でやってくる「ニューファラオ」のホスト四天王とか、「竹やぶの中に入らなあかん時があると思うね〜ん!」とシャウトした後竹やぶの中に入って毎回仏像になってしまうハスキー姐さんとか、唐突な別シリーズっぽい回も結構多い(後に本編とちょっとリンクする場合もあり)。

 これらの描写について、なぜ毎回蒸気機関車なのか、竹やぶなのか、仏像なのか、とか全然説明はない。しかし「説明はないんだけどなんか納得したり笑ったりできる」というのは、とてもいいギャグ漫画なんだなあ、と思う。厳密に言うと「爆笑」っていうんじゃなくて「なんじゃこりゃ」って眉間にしわ寄せながら口元が上がる感じというか。最初に雑誌で読んだ時にはわけわかんなさすぎて怖かったし。早く単行本で、ハスキー姐さんの相棒・ポーやんが××(ネタバレ)になる回を読みたいものです。

08-4-1(火) うそうそ

 今日は嘘をついてもいい日らしいんですが以下の記述中嘘をついてもしょうがないので嘘偽りのないことをお断りしておきます。

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 不幸というのは往々にして重なりやすいもので、体調不良のところに左目が「ものもらい」にかかるという惨事にみまわれていた週末でした。

 北海道弁でいう「目がいずい」状態で(かゆい、とか痛い、ではなく、むずむずするようなあの微妙な感覚をうまく言い表せるすばらしい方言)じっとパソコンのモニター見ているのもちょっと辛く先日のような日記をあげた次第だったんですが、説明が足りなかったばかりにご心配をおかけしました。

 ものもらいは縮小に転じたので、よかったです。眼帯になったらさすがに嫌だなあ、と思っていたし。体調も数日前よりはだいぶましです。このまま復調していきたいところ。

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 今日はたまっていた画像をプリントして、プリンタの購入を真剣に検討するのが目標。

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Akiary v.0.61